ヘアケアの基本と手順
髪の毛は、昔から「髪は女の命」と言われるほど、女性の美しさを左右するパーツ。魅力的な女性の条件として「髪のキレイさ」を挙げる人も多く、髪のお手入れが行き届いていれば印象力アップ間違いなしです。そこで今回は、美髪を目指す人のために、ヘアケアの基本をご紹介します。
髪の毛は、昔から「髪は女の命」と言われるほど、女性の美しさを左右するパーツ。魅力的な女性の条件として「髪のキレイさ」を挙げる人も多く、髪のお手入れが行き届いていれば印象力アップ間違いなしです。そこで今回は、美髪を目指す人のために、ヘアケアの基本をご紹介します。
キレイな美髪を目指すためには、日々のヘアケアが重要です。ヘアケアの主なステップは①シャンプー、②トリートメント、③アウトバストリートメント、④ドライヤー、⑤ブラッシング。それぞれのステップの役割を簡単に説明します。
①シャンプーは、髪と頭皮の汚れを落とすために必要です。最初のシャワーだけでも髪の汚れの7〜8割は落とせると言われているので、シャンプー前にシャワーだけで湯洗いすること大切です。
②トリートメントは髪表面のキューティクルの状態を整えるために使います。トリートメント以外にもコンディショナー、リンスなどの名称の商品がありますが、どれも目的は同じです。
③アウトバストリートメントはドライヤーの熱から髪を保護しダメージを抑えるために役立ちます。髪の健康状態が良い人は②だけでも良いですが、紫外線やヘアカラーなどで髪にダメージがある人は②と③の両方を使うことをおすすめします。
④ドライヤーは「ヘアケアなの?」と思われる人もいるかもしれませんが、髪は濡れている状態だとキューティクルが開いて、弱っている状態になり、切れ毛などの原因となります。そのため、髪をきちんと乾かすことも大切なヘアケアのプロセスです。
⑤のブラッシングは髪のツヤを出すために必要なケア方法。プラスチック製のブラシだと静電気が起きて髪がパサつきやすくなるので、豚毛や猪毛などの「獣毛」と呼ばれるブラシを使うと静電気が起きにくく枝毛予防になります。
シャンプーとトリートメントはヘアケアの基本。それぞれの選び方や正しい使い方を簡単にレクチャーします。
シャンプーはいくつかの種類に分類できます。ドラックストアなどでよく見かけるのは「高級アルコール系シャンプー」で、泡立ちがよく洗浄力が高いのが特徴です。
「石鹸系シャンプー」は、泡立ちは高くありませんが、洗浄力は高く刺激が弱いので、頭皮が敏感な状態になっている時などにおすすめです。
最近増えている「アミノ酸系シャンプー」は頭皮への刺激が少なく優しい分、洗浄力が弱めです。
スタイリング剤をしっかり使っている人にはあまりおすすめできませんが、髪や頭皮環境を良くしたい人にはぜひ使ってもらいたいです。
トリートメントも髪表面のキューティクルに働きかけて、髪の指通りを良くするタイプ、髪にタンパク質成分を浸透させることで髪本来の状態を良くするタイプなどがあります。
美容師は“髪のプロ”ですから、迷ったら行きつけの美容室の美容師にシャンプーやトリートメントについて相談するのもおすすめです。
アウトバストリートメントを使っていない人もいると思いますが、使うのと使わないのとでは髪のツヤに差が出ます。アウトバストリートメントの重要性と正しい使い方について説明します。
何も付けないで髪を乾かしてボサボサになってしまった経験はありませんか? アウトバストリートメントは、前述したように、ドライヤーを使うときに髪を保護する役割を持つものが多いです。
また、髪が保持する水分が蒸発し過ぎること(オーバードライ)を防ぐためにも、アウトバストリートメントは使うようにしましょう。
アウトバストリートメントにはミストタイプ、ミルクタイプ、オイルタイプがありますが、髪のダメージが特に気になる方は油分が多めのヘアオイルがおすすめ。
バスルームを出たら毛先を中心に軽くヘアオイルを塗布してドライヤーで髪を乾かし、ちょうどよく乾いた段階で仕上げに少量のオイルを塗布するのがおすすめの使い方です。
ドライヤーを上手に使わないと髪表面のキューティクルにダメージを与えたり、髪にツヤが出なかったりします。ここでは正しい髪の乾かし方やドライヤーの選び方などを解説します。
髪は濡れた状態が一番弱っている状態。バスルームから出たらすぐにヘアオイルなどのアウトバストリートメントを塗布してから乾かしましょう。乾かす時のポイントは乾きにくい部分から温風を当てること。
つい髪の表面から風を当てがちですが、表面よりも襟足や頭皮に近い部分の方がドライヤーの風が当たりにくく乾きにくいので、先に襟足、頭皮に近い部分を意識して乾かしましょう。
髪の内側が乾いてきたな、と思ったら温風の量を弱め(セットモード)にして、頭のてっぺん(頭頂部)から毛先、毛流れに沿って優しい温風を当てていきます。
この時に手櫛で髪を軽く伸ばすようなイメージで乾かすのがポイント。手櫛を使うだけで髪の流れが整います。髪にボリュームが出過ぎてしまう人は温風で毛流れを整えた後、ボリュームが出やすい部分を手で押さえて落ち着かせるとボリューム調整も可能です。
そして最後に冷風を当てるのもお忘れなく。
弱めの温風を当てている時と同じように手櫛でてっぺんから毛先に向かって風を与え、キューティクルの状態を固定します。
この3ステップを踏めば髪は想像以上に扱いやすいはずです。
意外に忘れがちなのはブラッシングです。ブラッシングすることによって髪表面に付いたホコリ汚れなどを取り除くことができ、根元からブラッシングすることで髪全体に皮脂を行き渡らせることができて髪のツヤがアップ。
さらには頭皮を適度に刺激することになりマッサージ効果も期待できます。
タイミングはスタイリング剤を付けていない時ならいつでもOKですが、朝ヘアセットする前にブラッシングすれば寝グセ直しが楽になり、シャンプー前に行えばホコリ汚れやフケが事前に落ちるのでシャンプー時の摩擦刺激を軽減できます。
また、ドライヤーで髪を乾かす前にもコームなどでブラッシングして毛流れを整えると、髪の絡まりがなく摩擦負担を軽減できますよ。