ちゃんと知ってる? あなたに合ったシャンプーの選び方&正しい使い方
最近では「ノンシリコン」や「オーガニック」をうたった商品が増えていますが、どれがどのように良いのか、正直なかなか分かりづらいのではないでしょうか。そこで今回は、シャンプーの種類やそれぞれの特徴、シャンプーの効果的な使い方などを解説します。
最近では「ノンシリコン」や「オーガニック」をうたった商品が増えていますが、どれがどのように良いのか、正直なかなか分かりづらいのではないでしょうか。そこで今回は、シャンプーの種類やそれぞれの特徴、シャンプーの効果的な使い方などを解説します。
商品名の脇に「ノンシリコン」とか「オーガニック」と書かれているシャンプーをよく見かけますが、それって一体どういう定義なの? と思ったことはありませんか。ここでは表記上のルールについて説明します。
「ノンシリコン」=シリコンが入っていないということです。
ノンシリコンシャンプーのブームが来た時、「シリコンは頭皮に良くない」などの悪いイメージが先行したようですが、シリコンにはいくつも種類があって、ひとまとめに「シリコン=悪」として、すべてのシリコンが髪や頭皮へ悪影響があるとは言えません。
シリコンは髪に被膜を作ってコーティングする役割があるため、手触りが良くなるメリットもあります。
「オーガニック」とは有機栽培を意味するので「農薬を使っていない」とか「環境に良い」というイメージを持ちますよね。
ただ、覚えておいて欲しいのは、食品のオーガニック認定とシャンプーなどの化粧品の認定は異なるということです。
食品の場合は農林水産省による有機JAS認定というものがありますが、化粧品は厚生労働省の管轄のため有機JAS認定はつきません。
食品以外のオーガニック認証というのは基準があいまいなのが現状です。
また、「オーガニック」と書かれているからと言ってシャンプーに含まれている成分全てがオーガニックではないこともありますので注意が必要です。ここ数年では「ボタニカル」というキーワードも話題ですが、ボタニカルの定義はブランドごとに異なります。
せっかく高品質のシャンプーを使っていても、使い方が悪ければだいなしです。シャンプーの効果を最大限に生かすための正しい使い方、洗い方について説明します。
まず気をつけたいのは髪に付着したホコリ汚れなどをシャワーで最初にしっかり落とすこと。
最初のシャワーはシャンプー剤の泡立ちを良くする意味もありますが、髪表面に付着しているホコリなどを洗い流す役目もあります(7〜8割は落ちます)ので、初めにしっかりシャワーをすることが重要です。
シャワーで髪を湿らせたらシャンプーを塗布しますが、この時に手のひらに取ったシャンプーは手の中でしっかり泡立てておくこと。
髪の上で泡立てようとすると髪に余計な刺激を与えることになってしまいますので、泡立てた泡でシャンプーする。このひと手間がとても重要です。
シャンプーは「泡立てたままそのまま1分間ヘアパックしましょう」など、ブランドによって特殊な使い方をするものもありますので、使用前にきちんと説明を読んでブランドがおすすめする方法通りに使うようにしましょう。
美髪のためには自分の髪タイプに合ったシャンプー選びと正しい使い方をマスターすることが大切です。今回の記事を参考に、今後はシャンプーの効果的な使い方をしてさらなる美髪を目指しましょう。
高橋果内子
美容家/コラムニスト
OL生活を経て30歳で美容業界に転身。過去のモデル経験、多数の美容資格取得の経験から幅広いジャンルの美容情報に精通。 現在は、美容コーディネーターとして活動しウェブメディアにて多数連載を持つ。
一般社団法人 地域復興美と笑顔を繋ぐ会の代表も務め、美容家仲間たちと美にまつわる活動を通じてボランティア活動も行っている。